蓋をあけたらライターの仕事は執筆と大量の画像編集
蓋をあけたらライターの仕事は執筆と大量の画像編集
こんにちは。夏場寝るときは氷枕必須の在宅ワーク歴1年、40代のライター「サエコ」です。
今回は、大手メディアの執筆依頼での失敗談をお伝えします。
契約している企業から大手メディアの執筆依頼が来た！
普段私は、直接契約をしているクライアントから、自社のメディアの執筆やその他の会社の執筆を書いています。毎月コンスタントにある仕事や、単発の仕事などさまざま。
そんなある日直接契約しているクライアントから、大手メディアへの執筆依頼がきたのです！
ですが大手メディアの依頼の連絡があったとき、正直私はかなり戸惑いました。私は、あんなに大きなメディアで執筆してもいいのだろうかと。
また、ライターになって数か月後の依頼だったので、やり遂げる自信なんてものはなかった。
現在の私は、やっと１年間ライターの仕事を続けてきました。しかしライター歴１年とは、まだ駆け出しの「ひよっこ」です。
時間はかかりながらも、丁寧に仕事をするように心がけています。とは言え、ライター歴10年以上の先輩方の文章を見ると私の文章とは明らかに違いがわかり力不足を痛感します。
通常なら新しい仕事の依頼が来ると仕事内容と納期、文字数などをスケジュールと照らし合せ執筆内容の対応が可能か、あと大事なことは「納期までに完了できるのか」を確認したら、すぐに対応の可否の返事をしていました。
しかし図々しい私でも、大手メディアの件については数時間悩みました。
ライターとしての実績になる「記名記事」なので受けることに
数時間悩んだ末、出した結論は「大手名ディアの仕事にチャレンジする」ことを決意！正直力不足では？と不安はありましたが、決断のきっかけとなったのは執筆したものが「大手メディアでの記名記事」となることでした。
大手メディアの記名記事の原稿の執筆をすることで、私のライターの実績として名前が残ります。このようなチャンスは、今後仕事をするうえでプラスにしかならないと判断。
執筆のスケジュールも余裕を持って、大手メディアの執筆に取り組みました。そしてお待ちかねの、大手メディアのレギュレーション（執筆ルール）が送られてきたのです。
蓋を開けるとなんと、執筆と大量のキャプチャ編集が！
大手メディアだからか、レギュレーションの内容は細かく大量に記載されていました。大手だからそんな感じなのかなと思いつつ、執筆前に取り組む内容は、レギュレーションを理解することから始まります。
しかし、大手メディアのレギュレーションはスプレットシートの何シートにも渡り、追加レギュレーションシートもあるため、内容が整理されていません。
そのため、執筆中にレギュレーションの内容を確認したくても、すぐに見つけられない状態がストレスとなりました。
ライター業をするまえは、20年以上の事務職経験がある私。この大手メディアの分かりにくいレギュレーションを精査し、作り直したいとまで考えた程でした。
ライターの仕事で執筆するにあたり、キャプチャ（スクリーンショット）の画像を添付したり、写真撮影も組み込まれていたりすることは多々あります。
そういった場合、クライアントにもよりますが、執筆内容に伴ったキャプチャや画像を提出する場合は別途料金を頂けます。
また執筆内容に伴ったフリー画像の選定では、執筆料金の中に組み込まれている場合もありますが、2～3枚程度なら特に時間もかからないため別途請求はしないことも。
しかしこの大手メディアの執筆内容では「キャプチャ」を添付とされていました。またキャプチャの枚数は関係がなく、「〇〇〇円」と固定料金とされています。
キャプチャは2～3枚程度なのかなと深く考えず執筆を始めたところ、なんと1記事に対して少なくて10枚、多いもので20枚超えのキャプチャ作成が発覚しました。
原稿を書く時間より、画像編集に時間を取られスケジュールが押してきた
大手メディアの執筆は複数本数の依頼を頂きました。しかし原稿を書く時間より、あきらかにキャプチャ画像を制作するのに時間を要します。
それもそのはずです。大手メディアの執筆内容では、ソフトの使い方をキャプチャ画像で使いわかりやすく説明をするため、キャプチャ画像に文字や図形などの編集も必要となっていました。
仕事工程として執筆をしながら、キャプチャ画像を取り編集をして通し番号を付ける。1本の作成時間が、普段の3倍ほどに！
これは納期まで間に合わないかもしれない。と感じた私は早々にクライアントに相談をしました。
予定より2日程伸ばしてもらいましたが、それでも納期はギリギリです。
他の仕事の予定もありましたが、先に大手メディアの納期が差し迫っていたため手を付けられずスケジュールが段々と押してきました。
勉強になったが、大手メディアの執筆はお断りすることに
なんとか、引き伸ばしてもらった期日までに納品は完了しました。「やっと終わった」が私の素直な感想です。本業である執筆よりも、キャプチャの画像編集が多かった大手メディアの案件。
その後、同案件の打診があっても受けることはありませんでした。キャプチャの画像編集は、それほど難易度があるものではありません。しかし、編集をした１枚のキャプチャを作るには15分程度かかります。
継続で受けなかった理由として「大手メディア」の実績は大きなメリットにはなりましたが、本業である文章の仕事と感じられなかったことです。そのため、継続するメリットは何もなくなったのも事実です。
仮に、キャプチャ画像にも相応の報酬があれば、受ける可能性はありました。とは言え仕事として受ける以上、いくら大手メディアの仕事であっても「時間の原価割れ」が生じると他の仕事にも影響します。
語弊がないように申し上げたいことは、執筆以外のワードプレス入稿・装飾・画像選定・キャプチャ編集など、執筆内容に含まれていてもライター側が対応できるならありだと考えています。
しかしボランティアではないため、執筆プラスのオプションがあるなら、例え大手メディアであろうとそれなりの報酬は設けるべきだと私は思います。
お互いが、ウインウインの関係で仕事ができれば最高ですね。 この記事を書いた人
